訂正ノートチェック中!

いさみの授業記録ヘビーウォッチャーの皆さん、こんにちは。いさみです。三連休の中日、いかがお過ごしですか。

私は学校で皆さんのシューサンと訂正ノートの確認中です。なんて幸せな休日。

 

さて、訂正ノートを見ていて、アガガガガ!と思ったことがあったので早速シェアさせてください。

『1日20個単語を暗記します』『毎日文法書を読みます』

こんな風に反省用紙に書いた人、めっちゃいる。すごく危険。

 

私は昨年から常日頃言ってきました。勉強はinputよりoutputだと。

英単語なら、自分でミニテストをする。文法なら参考書を解き直すか妹や弟に説明をする(ペットでもいい)。この方がぜったい、ぜっっっったい、良い。

もちろんinputも大切です。頭に入れなければ出すものもない。しかし、脳から出す練習をしないと、頭に一旦入れた知識は脳の中でさびるだけ。テスト中はもちろん、実際に英語を使うときも、脳から出てきやしません。

部活でも同じはず。コーチに、このときはこうしろ、あのときはああしろ、と言われて頭に入れても、実際に体を動かして試してみないと実践はできない。

 

実際にこの理論を実践した論文があったので紹介します。

Science誌に2008年に掲載された"The critical importance of retrieval for learning."という論文のAbstractです。そこまで難しすぎないと思うので、チャレンジしたい人は読んでみて(チームUKはアブストのモデルとしても使えるはず)。

Learning is often considered complete when a student can produce the correct answer to a question. In our research, students in one condition learned foreign language vocabulary words in the standard paradigm of repeated study-test trials. In three other conditions, once a student had correctly produced the vocabulary item, it was repeatedly studied but dropped from further testing, repeatedly tested but dropped from further study, or dropped from both study and test. Repeated studying after learning had no effect on delayed recall, but repeated testing produced a large positive effect.

 

端的に言えば『LearningのためにはRepeated studyingよりもRepeated testingの方が効果がある』。そういうことです。繰り返してテストをして、繰り返して脳みそから知識を引っ張り出すほうがいい。

 

『覚える』ではなく『思い出す』勉強を。『説明する』ができればbest。

 

勉強はinputよりoutput。Quizletを使っても良いですが、一番のおすすめはこれまで読んだ長文をすべて読み直すことです。一年次の教科書、休日課題、実力問題、模試問題、すべて読み直す。音読をして、日本語に直して、分からない単語はすべて書き出す。このGWをそんな風に過ごしてもらえたらとても嬉しいなぁ、と思いつつ。

 

今日はここまで。inputよりoutput。説明できて初めて理解。お忘れなく。

それでは良い連休を!